Interview 05

インテリアコーディネーター

I.E.2009年入社

住宅事業部デザインセンター
インテリアグループ 主任

家政学部 被服学科 卒

仕事内容と入社の決め手 インテリアの世界は奥深く、
いつも発見がある。

学生時代は被服学科で服飾を学んでいました。コーディネートに面白みを感じているうちに、就活では自然とインテリアコーディネーターに興味を持つようになりました。毎日の暮らしに欠かせない住まいを彩り、お客様が持つ多様な価値観を空間に表現する。人生のなかでも大きなイベントである家づくりの一端を担えれば、大きなやりがいを感じられ充実した時間を過ごせると思い、この仕事を選びました。

インテリアコーディネーターは、ご契約いただいたお客様と話し合いながらご希望を確認し、ニーズに合わせた内装・照明・カーテン・家具をご提案します。提案を経て内容が固まった後は、商材の発注、現場での打ち合わせ、工事の進捗状況や仕上がりの確認を進めていく…という流れです。お客様に寄り添って考えた提案内容が喜ばれたときは、思わず嬉しくなりますね。

お客様のニーズを引き出すには、細やかなコミュニケーションが大切です。普段のライフスタイルや暮らしのこだわりを共有いただくことで、魅力ある住まいに一歩近づきます。例えば「照明の灯りをテーブルの真上に落としたい」とリクエストがあれば、どうすれば可能かをまず考えます。ここが腕の見せ所でもありますね。現場で寸法を出し、職人さんと打ち合わせを重ねて理想形に近づけていきます。職人さんは知識・経験ともに豊富で頼りになりますし、たくさんのことを教えられます。まだまだ学びや発見が多い分、コーディネーターの仕事は面白いです。

私の成長のコツ! いつの時代にも求められる
コーディネーターを目指して。

インテリアコーディネーターとして5年目を迎えた頃、総合展示場に建つモデルハウスのインテリアを担当することになりました。普段、お客様の住まいをコーディネートする際には、ご要望をヒアリングしてイメージを創ります。その一方で、総合展示場は多くのお客様が思わず足を止めるような『見せ場』が必要です。例えば、住まいの入口となる玄関でお客様の心を掴めるような工夫が求められます。

セキスイハイムが持つ住まいのコンセプトを踏まえつつ、これまでコーディネートした経験をフルに活かしながら、最新のトレンドも取り入れて、多くのお客様が興味を持てる魅力的な空間を創る。新しい感性を取り入れながらのチャレンジは、とても貴重な経験になりました。実際にモデルハウスが仕上がった時には感動しましたし、プロジェクトをやり遂げた達成感と自信を得られました。

最近の打ち合わせでは、お客様がSNSで見つけたイメージ画像を見せていただく機会がしばしばあります。雑誌やフィールドワークにとどまらず、今やSNSからの情報収集も日課となりました。インテリアの商材は毎年新商品が発売されますし、メーカー主催のセミナーにも参加しながら商品知識を深めるように心がけています。実際に現場で取り付けた際の特徴も検証しながら、より具体的で魅力あるコーディネートを提案していきたいですね。

私にとっての理想の先輩はこんな人でした ユニークな空間づくりに挑み続けた
先輩の背中を追いかけて。

入社当初、新しい商材を臆することなく使い、斬新なアイデアで空間をコーディネートしていた先輩の仕事ぶりに刺激を受けたことを思い出します。新たな商材は、その特徴を把握できていないまま使った場合、追加の大工仕事や配線工事が発生することがあります。先輩はそうしたチャレンジもためらわず、知識と経験をフルに活用してお客様のニーズを踏まえたユニークな空間づくりに成功していました。

そんな頼れる先輩は、しばしば相談に乗ってくれましたし、プライベートでもよく面倒を見てくださって。今は私が後輩をサポートする立場ですので、私が先輩にしていただいたように後輩を支えていこうと心がけています。

インテリアコーディネーターは自身の暮らしの体験が役立つ仕事です。例えば、結婚や出産を経たライフスタイルの変化もひとつの経験としてアイデアとなり、ご提案時に反映できます。私は産休と育休を経てこの仕事を続けています。子どもとの時間も大切にしながら、これからも長くインテリアコーディネーターとして家づくりに携わりたいです。